結婚式のパーティードレスは、どれもキラキラしていて可愛らしいですよね。
露出のあるデザインや華奢なディテールから、着用するのに勇気が出ない…
という方も少なくないのではないでしょうか。
今回はその中でもぽっちゃりさんのための、結婚式ドレスを綺麗に着こなす方法をご紹介します。
悩まれている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
プラスサイズドレスでボディポジティブに
近年では、プラスサイズのみを取り扱っているファッションブランドの進出やプラスサイズモデルの起用など、
ありのままの体型や自分を愛する「ボディポジティブ」というムーブメントが浸透してきています。
ファッション業界ではもちろん、世界で広く使用されるようになったこの言葉は、
その名の通り自分の体型を含めて丸ごと愛そうというポジティブなメッセージが込められています。
痩せている=綺麗ではない?
従来のファッション界では身長が高くスリムなスーパーモデルが広告塔となり、美の象徴となってきました。
決まった美の価値観は様々な人を傷つけてしまうほかに、無理なダイエットなどによる健康被害も問題視されています。
そんな現状を踏まえて、体型にも多様性を取り入れるべきという考えから提唱されたボディポジティブですが、
最近では更なる言葉「ボディニュートラル」という考え方も広まりつつあります。
体型に関わらず美しいと自信を持つボディポジティブと、美しさ以前に自身の体の機能や特性をただただ肯定するボディニュートラル。
現代の美の価値観とその基準は、大きく変化してきているのです。
ぽっちゃりさんもおしゃれにドレスを着こなそう
ウェディングや結婚式ドレスは細身なイメージを持たれがちですが、体型に関係なく綺麗に着こなすことができます。
ボディポジティブと言われても、いきなりは難しいという方でも大丈夫です。
少し気になる部分もドレスの選び方やシルエット、小物使いなどでより綺麗に着こなすことができるので、
ぽっちゃりさんもボディポジティブやボディニュートラルの精神に近づく第一歩としても、おしゃれにドレスを着こなしてみましょう。
お悩み別のドレスの選び方
結婚式ドレスは様々なデザインがあるため、迷ってしまいますよね。何を着たら良いのかわからない方は、
それぞれの悩みに合わせてドレスを選ぶ事をおすすめします。
いきなりボディラインを出すことが不安な方でも、体型カバーが可能なドレスもご紹介します。
ウエストが気になる場合
体型に関係なく、ウエストが気になるといった方も多いのではないでしょうか。
ウエストマークのドレスは勇気が出ないという方には、胸の下から広がるようなエンパイアドレスや、
胸元からそのままストンと落ちたようなシルエットのドレスがおすすめです。
エンパイアドレスの多くは胸のすぐ下から切り替えやリボンが施されているシルエットですが、
クラシックな印象が強くなるので胸下すぐよりも少し下に切り替えがある、エンパイア風のデザインもおすすめです。
二の腕が気になる場合
二の腕の露出は少し難しく、袖の長さや袖ぐりの形によって見え方が変化します。
二の腕が気になる場合は、ノースリーブであえて腕を出すとより綺麗に腕のラインを見せることができます。
ノースリーブに抵抗がある方は、ボレロを活用するとドレスのシルエットを邪魔することなく二の腕をカバーすることができます。
また、もちろん、今人気の長袖ドレスを1枚で着るスタイルも二の腕対策には有効です。
足が気になる場合
足が気になる場合は、ロング丈のドレスや足首を出すパンツなどのデザインがおすすめです。
ロング丈は縦のシルエットを強調してくれるので、落ち着いた雰囲気になるデザインが多いのも特徴です。
また、足首を出すことで程よい素肌感が出るので、暑苦しい印象になることもありません。
レースを上に重ねたようなデザインも、ロング丈であれば重たくなりすぎないのでおすすめです。
シルエットやラインで変わる見え方
シルエットやラインは、服の見え方を大きく変える要素のひとつです。
タイトなドレスが苦手!というぽっちゃりさんでも、シルエットやラインの微妙な変化で綺麗に着こなすことが可能です。
使い勝手の良い王道のAライン
王道のAラインは、腰からゆるやかに広がっていくシルエットのデザインです。
ウエストマークも可能で、セパレーションカラーを取り入れることで引き締まっているように見せることもできます。
上品な印象を与えるデザインのドレスが多いので、ボディラインを綺麗に見せてくれるほかに、
フレアが少なく、丈の長いものを選べば縦のシルエットを強調することも可能です。
セットアップでスタイリッシュに
セットアップはドレッシーな印象をおさえてくれるので、パーティドレスの雰囲気が苦手な方でも着用しやすく、
スタイリッシュな印象のドレスが多くあります。
トップスがシフォン素材のものは動きのあるデザインのものも多いので、堅くなりすぎないのもポイントです。
セットアップパンツも、ストレートのものからガウチョなど様々なシルエットがあるので、
好みに合ったセットアップを見つけやすいのも嬉しいですよね。
胸元を覆い隠すドレスは注意が必要
一方で、胸元を覆い隠すドレスには注意が必要です。
ぽっちゃりさんには胸が大きいことで悩まれている方も少なくありません。
その場合、胸元を覆い隠したり首の詰まったデザインのドレスはより胸を大きく見せてしまうことも。
胸元が程よく開いたドレスや、オーガンジーやレースといった透け感のある素材が胸元に施されているデザインのドレスは、
上品さを失うことなく、デコルテがすっきりして見えるのでおすすめです。
小物を使って着こなしに工夫を
ドレスを着こなす際、小物にもこだわることでアクセントや統一感を演出する手助けになります。
ドレスを着用する際ならではの小物から、普段の日常生活でも活用できる小物を使ってより綺麗にドレスを着こなしてみましょう。
ウエストはベルトであえてマーク
エンパイアドレスやボックス型のシルエットはお腹周りをカバーできますが、
色味や素材感によっては大きく見える場合もあります。
ベルトを使ってあえてウエストをマークすることで、布による広がりを防ぐことができます。
また、ウエストベルトに少量の差し色を取り入れてセパレーションにすると、
コントラストが生まれるのでスタイリッシュな印象にもなります。
細身のベルトのほかに、細いリボンなどもドレスとの相性がいいので、
スタイリングを引き締めるポイントとしておすすめです。
胸元を飾るジュエリーの選び方
胸元が開いたデザインのドレスには、少し大ぶりなジュエリーがぴったり。
華奢なチェーンでもペンダントトップに存在感のあるデザインや、
全体的に大ぶりなジュエリーで華やかさをプラスしてみてください。
パールやチェーンだけのジュエリーより、ビジューやストーンがきらきらと輝くジュエリーの方が、
胸元の圧迫感が少なくなるのでおすすめです。
ボレロやストールを活用しても◎
結婚式の会場では、軽く羽織ることができるボレロやストールが重宝します。
どちらも透け感のある素材や編み目、織り目の大きいものを使うとより軽やかで涼しげな印象になります。
ストールの代わりに大きめのスカーフを使えば、ひねりの効いたおしゃれなスタイリングになるのでおすすめです。
体型カバーよりきれいに見せるイメージで
ポイントは体型をカバーするだけではなく、より綺麗に見せてドレスを着こなすイメージを持つこと。
お悩み別でドレスを選ぶ場合も、ボディラインを隠さないスタイリングにする場合も、ボディポジティブ・ボディニュートラルの精神に通じるところがあります。
ドレスのシルエットや小物を利用して、幅広い結婚式ドレスのコーディネートを楽しんでみてください。
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